伊達市中央給食センター開所式

 

平成30年8月24日に伊達市中央給食センターの開所式が行われました。

 

 

梁川町と保原町の学校給食センターを統合、「伊達市中央給食センター」として生まれ変わりました。

 

 

2学期から業務を開始し、保原・梁川・霊山・月舘地域の幼稚園4園、小学校14校、中学校5校に

約3,800食のおいしい給食が配送されています。

 

2階の見学通路からは調理の様子を見ることができ、食育の場としても使用されます。

伊達市中央給食センターは、安全安心な給食を届けるため、総合衛生管理製造過程の承認制度

(HACCP:ハサップ)に対応した調理環境を備えております。

また、「災害に対応できる給食センター」として、災害時の炊き出しにも対応できる施設です。

 

 

開所式の後は、給食の試食がふるまわれました。メニューはカレーライス!

子供向けの甘口でしたが、グリーンピースも入っておいしかったです。

 

よく見ると、食器には伊達市の特産品である桃の花がデザインされています。

かわいらしいデザインですね。

 

 

地域で育つ子供たちが、安全・安心でおいしい給食を食べて、

健やかにたくましく成長していってほしいと所員一同願っております。

 

 

【伊達市中央給食センター】

伊達市保原町字舟橋17番地1

TEL 024-575-5311

 

旧堀切邸 つるし雛かざり

残冬の寒さもようやく落ち着き、徐々に春の兆しを感じられるような暖かい日も増えてきました。

さて私は先日、旧堀切邸に行って参りました。目的はただいま開催されている「つるし雛かざり」です。

 

飯坂婦人会の皆さんが一針一針丁寧に作製された作品の数々が迎えてくれます。

今年の干支、酉もたくさん。

地元、飯坂小学校の3年生の皆さんの作品もあります。

 

どれもひとつひとつ表情が違って、手作りのあたたかさがあります。

裁縫でこんなに様々な表現ができるのかと感動し、思わず魅入ってしまいました。

 

この色とりどりの作品のように、彩りあふれる春になりますように。

ますます春本番が待ち遠しくなりました。

 

今週末までの開催です。

各種ワークショップも催されますので、詳しくは公式HPをご覧ください。

 

旧堀切邸 http://www.fckk.co.jp/kyu-horikiritei/

展示時間:9:00~21:00

入場料:無料

 

文知摺(もちずり)観音 御開帳

10月23日から10月29日までの一週間、文知摺観音・文知摺山普門院にて、33年に一度の秘仏・聖観音の御開帳法要及び、普山式、多宝塔改修落慶法要が奉修されました。

奥の細道でも有名な文知摺観音は、史跡・名勝となっています。弊社代表が世話人であることから、私達スタッフも2日目に参拝し、ご祈祷を拝見してきました。



御祈祷後は横山俊邦住職による御法話を拝聴し、信心や人を思いやる心の大切さをあらためて感じることができました。

 観音さまの手から五色の紐が外の角塔婆まで延長されています。

こちらに触れることで御本尊さまとのご縁を結ぶことができるのだとか。

次の御開帳は33年後です。次回も参拝できるよう健康に気を付けなければ。

一方、県重要文化財である多宝塔は、屋根の銅版葺き替え、相輪、風鐸の取替えなどが行われました。

東北では唯一の多宝塔。匠の技が随所に表現され、迫力があります。

今は銅色に輝いている銅版は、時間が経過するにつれ緑色に変化し、より趣き深い外観になります。

 

さて、文知摺観音は百人一首で知られる源融(みなもとのとおる)の句の舞台となった地でもあります。

みちのくの 忍ぶもちずり誰ゆえに みだれ染めにし 我ならなくに

といえば、皆さんも学生時代に習った思い出が浮かんでくるのではないでしょうか。

こちらは、虎女が源 融の面影を見たという文知摺石です。

別名「鏡石」とも呼ばれており、今なお語り継がれる悲恋物語は、訪れた人を昔(いにしえ)の世界へ導きます。

現在まで数多の人々が守り・語り継がれる歴史に思いを馳せながら訪れた一日。身の引き締まるひとときでした。

皆さまもお近くにお越しの際はぜひ、お立ち寄り下さい。

文知摺山 普門院

〒960-8202 福島県福島市山口字文知摺70

TEL 024-535-1471

開園時間 午前9時~午後5時(冬季は4時まで)

拝観料無料

NPO法人ボネール「raku-raku」

 

平成28年3月にリニューアルオープンした

伊達市保原町のCafe&Restaurant「raku-raku(ラクラク)」へ行って参りました。

 

 

「raku-raku」は福祉ハウスボネールに併設されているカフェレストランです。

平成20年から営業を続けてきた「楽らく亭」を平成28年3月に新たな場所でリニューアルオープンしました。

 

「raku-raku」のお料理は全て手作り、国産食品が使われていて健康に配慮されていると感じました。

ランチメニューは週替わりのAランチ・Bランチのほか固定メニューのキーマカレーセットがあります。

お伺いした時のメニューはこちらです。

 

 

この日のAランチ、高野豆腐カツセット。

 

こちらはBランチの雑穀ポン酢チャーハン。

 

こちらがキーマカレーセット。

素敵な器に盛られたお料理は、どれをいただいても美味しくて、是非また食べに来たいと思いました。

 

店内は木のぬくもりを感じながらゆったりと食事を楽しめる温かな雰囲気です。

ついつい長居してしまいそうな、居心地の良い空間でした。

 

お店の入り口にはボネールの方たちの心が込もった手作り商品が販売されています。

これも可愛い、でもこれも素敵、どれにしようかな、と手に取りながらお土産を選ぶ時間も楽しいひとときでした。

 

是非、すてきなランチタイムをお過ごしに足を運ばれてはいかがでしょうか。

 

NPO法人ボネール Cafe&Restaurant「raku-raku」

伊達市保原町字鉄炮町13-7

TEL024-563-3303

営業日:火曜~土曜

定休日:日曜・月曜・祝日

営業時間:AM11:30~PM16:00(ラストオーダー15:00)

じょーもぴあ宮畑全面開園

 

平成16年から整備計画が進められた国指定・宮畑遺跡史跡公園「じょーもぴあ宮畑」が、

8月8日に全面開園いたしました。

宮畑遺跡は、今から約4,000年前に縄文時代の人々が生活した遺跡です。

「じょーもぴあ宮畑」には、縄文時代の建物が復元され、

発見されたままの土器や土偶が展示されています。

 

この度、新設された体験学習施設は縄文土器をイメージした木造屋根を特徴とする建築物で、

福島の新たな観光拠点として期待されます。

 

 

 

 

施設内には縄文時代の四季折々の暮らしを学べる展示室や、

勾玉(まがたま)や土器を製作できる体験工房などが備えられています。

 

 

さっそく私も勾玉作りに挑戦して参りました。

 

この勾玉の形には縄文時代の人々の思いが込められているそうです。

宮畑遺跡の案内ボランティアの方からは

「お腹にいる赤ちゃんの形を表していて、

命を大切にする思いが込められているのかもしれませんね。」

と説明いただきました。

勾玉作りを通して、縄文時代の人々に思いをはせる良いひと時となりました。

 

じょーもぴあ宮畑の全面開園を通して、改めて福島市にはたくさんの魅力があると感じました。

桃源郷で有名な花見山から奥の細道ゆかりの文知摺観音、

今回開園した宮畑遺跡、さらには飯坂温泉へ回遊できる拠点が整備され、

より多くの方々に福島の素晴らしさを知って頂きたいと願っています。

 

皆様もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

Worksへ写真をアップしましたので、どうぞご覧ください。

 

所在地:福島市岡島宮畑 地内

TEL:024-573-0015(体験学習施設内)

四季の里屋根付き運動広場オープニングセレモニー

 

4月11日、四季の里にて「屋根付き運動広場」のオープニングセレモニーが行われました。

 

四季の里は、福島市荒井にある農村マニュファクチャー公園です。

きれいに整備された園内は、季節の花が咲き誇り、

広々とした芝生でたくさんの人が憩う場となっています。

 

また、園内にはレンガ造の建築物が立ち並んでいます。

この度、オープンしました屋根付き運動広場は既存の建築物との調和を大切にしたデザインです。

 

 

 

セレモニーに先立ちまして、弊社代表より広場のコンセプトについてご案内させていただきました。

屋根材は、東京ドームや十六沼のピョンピョンドームと同じ素材のものを使用し、

人工芝には柔らかいチップが入っており、安全面に配慮した設計であること。

そして、自然豊かな景観にマッチする、木材を使った建築物であること。

なによりも、この施設で遊ぶ子どもたちに笑顔があふれ元気になってほしいこと。

 

 

原発事故の影響により、屋外で遊ぶことが減っていた福島の子どもたちにとって、

自然に恵まれた環境の中でのびのびと遊ぶことができる施設ができました。

 

子どもたちに

「四季の里に連れてって!あの広場で遊びたい!」

そんな風に言ってもらえるような施設になり皆様に親しまれることを願っております。

 

Worksへ写真をアップしましたので、どうぞご覧ください。

 

【四季の里】

福島県福島市荒井上鷺西1−1

024-593-0101

http://www.f-shikinosato.com/

『特別養護老人ホームひかりの里』

 

平成26年9月に開所予定の中島村『特別養護老人ホームひかりの里』をご紹介いたします。

 

『ひかりの里』は4つの体制の

「特別養護老人ホーム」

「ショートステイ」

「デイサービス」

「居宅介護支援事業所」を備え、高齢化社会を支えるための施設です。

居室数は全室個室で老人ホーム80室、ショートステイ20室を備えています。

 

 

こちらはエントランスホール。

高窓からは太陽の光が明るく差し込み、温かい雰囲気のホールが広がっています。

 

 

各部屋をつなぐ木のぬくもりある、広々とした廊下。

 

 

共同生活室は片流れ勾配天井になっており、開放感があります。

 

 

 

個室からは中庭を眺めることができ、穏やかな時が流れます。

 

 

 

入浴室入り口。

まるでどこかの旅館に来たような錯覚さえしてしまうような趣きです。

 

 

入所される方と、そこで働くスタッフの方の両方の立場に立って設計され、

随所に心配りが施されていました。

 

 

 

『ひかりの里』には、

「入居者のみなさまが穏やかな安らぎに包まれ、

自然ならではの温かさやひかりを感じながら過ごしていただきたい。」

そんな願いが込められているそうです。

 

土湯温泉「向瀧」 再オープン

 

今月1日に、福島市の旅館「向瀧」が再オープンしました。

 

向瀧は、福島が誇る名湯・土湯温泉に位置する老舗旅館の一つですが、

昨年の震災で建物の大半が被災、

約1年8ヵ月の間、休業を余儀なくされていました。

 

オーナーをはじめとするスタッフの皆様方、

そして1日も早い再開を願うお客様の想いにお応えすべく、

弊社は約1年に渡り、この建物復旧のお手伝いをさせていただきました。

 

再オープンの式典では、弊社代表もテープカットに出席をさせていただき、

ご宿泊客の方と一緒に新たな門出をお祝いしました。

 

土湯温泉で、震災による影響で休業を強いられた旅館が再オープンをしたのは

向瀧が初めてとのことで、ご関係の皆様の喜びも一層のことと思います。

 

 

新しくなった向瀧の写真は後日、WORKSにアップいたします。

 

浴衣を着て闊歩できたらそれだけで幸せと感じるような、あの街並み。

土湯温泉は足湯はもとより、最近では美味なツケ麺屋さんやおしゃれなカフェなども並び、

日帰りでも楽しめるスポットに。

 

皆さん、秋深まるこの時期、ほっと一息おでかけになってみてはいかがでしょうか。

 

【土湯温泉 くつろぎの宿 向瀧】

福島市土湯温泉町字杉の下63

TEL 024-595-2121

http://www.mukaitaki.co.jp/

福島ユナイテッドFC ホームゲームが開催されます

 

弊社一丸となって応援をしています福島市のサッカーチーム「福島ユナイテッドFC」。

昨年は原発事故の影響で、ホームゲームを開催できずにおりましたが

今季はあづま陸上競技場をメインに開催されています。

 

そして今週末6月3日(日)の試合では、

子どもたちも大人たちも胸躍るイベントも同時開催されます!

 

たとえば・・

☆子ども限定先着1000名様にスイーツ引換券プレゼント

☆福島が誇るシンガーソングライター「ave」のミニコンサート

☆バルーンアート

☆元日本代表兼ベガルタ仙台平瀬智行さんとユナイテッドFC選手によるオープンスクール などなど。

 

皆さんもぜひ、おでかけになってみてはいかがでしょうか。

詳しくはユナイテッドFCのホームページをご覧ください。こちら

堀切邸講演会


先日、旧堀切邸にて
 
NPO法人日本民家再生協会様が見学会・講演会を催され、
 
所長の鈴木が講師として伺いました。
 
 
名残り雪が舞い散る中、主屋で皆様と一緒に畳に腰を降ろしての講話。
 
今回は「民家としての堀切邸」という切り口で講話が始まりました。
 
  
 
 
 
 
 
堀切邸は、江戸時代から続く豪商・豪農の邸宅です。
 
平成3年に福島市に寄贈されたのを機に、飯坂温泉の再生・発展の軸となる施設を目指し、
 
当社が復元設計を担当しました。
 
 
 
イタリア大使、東京市長、内務大臣など、堀切家の人々が近代国家に尽くしたことは知られていますが、
 
江戸時代には飢餓に苦しむ地域農民の救済、明治時代には地域の学校建設や、大火後の焼跡整備など、
 
飯坂町の発展にも大きく寄与していました。
  

 


講演会の後には主屋を出て、鈴木が各棟を案内致しました。
 
 
 
 
県内で実存する最古の土蔵「十間蔵」は福島市指定有形文化財。
 
内部には補強用の鉄骨の筋違いを入れています。
 
どこに修復の手を加えたのか、色彩や工法を変えてはっきり表しています。


 
庭園に使われているのは、修復以前の十間蔵などに使われていた屋根瓦。
 
 
 
常に地域と共にあった堀切家。
 
民家を次の世代へ引き継ぐということは、 こうした地域の歴史をともに後世へと引き継ぐことでもあるのではないでしょうか。
 
 
 
その後、改修設計でお世話になった「なかむらや旅館」様のご厚意で館内を見せていただくことに!
 
(急なお願いにもかかわらずありがとうございました。)
 
旧堀切邸の南に位置する「なかむらや旅館」は国登録有形文化財にも指定されている温泉宿。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

江戸期から伝わるこの旅籠も昨年の震災で大きな被害を受けました。 

それでもご主人や女将さんの「守り継ぐ」という強い意志のもとに改修が行われました。 

 

この旅館の改修後に鈴木が度々口にするようになった言葉があります。 

『建物の所有者の想い、そして私たち建築家の判断が後世に建築物を遺すうえでとても重要になる』― 

町が、企業が、建築家が、個人が、 

これから何を守り行くべきなのか、改めて考えるべき時なのかもしれません。